こんにちは!お久しぶりの更新となりました。
毎日暑いですね。
「海の日」も過ぎ、名古屋地方は梅雨が明けて、夏真っ盛り!
言っても仕方がないとわかってはいても、ツイ「あっつぅ〜」と団扇をパタパタしながら呟いてしまう方も多いのではないでしょうか。英語でも「暑さ」を伝えたいものですね。
今日は、この夏の暑さを表現する言葉を、いま一度おさらいしてみましょう!
1. 「蒸し暑い」は英語でなんと言う?
蒸し暑いところは何も日本に限らず、アジアや欧米にもたくさんあるのですが、やはり海外から来る多くの方もビックリのこの暑さ。この不快指数は”hot”だけでは、なかなか表現しきれません。
「蒸し暑い」を表す言葉には次のようなものがあります。
・humid
まずはこちら。「湿気が多い」「湿度が高い」という意味です。日本の蒸し暑さを表現する基本ワードは、”hot and humid”です。
例文)It’s very hot and humid today. 今日はとても暑い!
・muggy
こちらも「蒸し暑い」「うっとおしい」といった意味です。
例文)It was so muggy last night. 昨日の夜は蒸し暑かった。
・sticky
「ベトベトする」「ネバネバする」と言った意味です。粘り気のある日本のお米はsticky riceと呼びますね。皮膚が汗でベタベタするような暑さのときは、こちらを使うと良いでしょう。
例文)His hands were sticky with sweat. 彼の手は汗でベタついていた。
2. さまざまな「暑さ」を表現する
「暑い」にもいろいろな種類がありますね。それらを表現する英語も覚えておくと便利です。
・boiling hot うだるように暑い
“boil”は「ゆだる」「沸騰する」といった意味です。”It’s boiling hot.” という具合に使います。まさに暑さで脳ミソが沸騰しそう!というときには、”I’m boiling!” という使い方もできます。また、”sweltering”も「うだるように暑い」という意味です。
・melting hot 溶けそうに暑い
“melt”は「溶ける」という意味です。「暑くてトロけそう!」と言うときに使ってください。
・stifling hot 息がつまるほど暑い
“stifling”には「息苦しい」「重苦しい」といった意味があります。
・sizzling hot / scorching hot 焼けるように暑い
“sizzle”は「(焼肉などが)ジュージューいう」ようなニュアンス、”scorch”は「焦げる・焦がす」といった意味になります。気温の高い真夏の昼下がりや、海水浴場などのジリジリと照りつける暑さは、こんな感じですね。外で活動される方は、どうか気をつけてください。
3. 夏バテ・熱中症に注意
あまり暑い日が続くと、体力的にもキツイですよね。
夏バテは、なんというでしょうか。
”heat”(熱、暑さ)に疲れている、やられているという表現で伝わります。
例文)I’m suffering / exhausted from summer heat. 私は夏バテしている。
急性の症状である熱中症は”heatstroke”、日射病は”sunstroke”と言います。
例文)It seems that he’s got heatstroke. 彼はどうやら熱中症のようだ。
栄養と水分をしっかりとって、夏バテを予防してください!
4. 温度の表現も覚えておこう。
せっかくですので、気温に関する表現も覚えておきましょう。
「いまの気温は何度ですか?」「32度です」は、次のように言います。
例文)What is the temperature now?
It’s 32 degrees.
最高気温は”high”、最低気温は”low”です。
“highest”, “lowest”, “maximum”, “minimum”とはならないのですね。簡単です。
例えば、こんな感じ。
例文)Today’s high was 35 degrees. 今日の最高気温は35度でした。
ところで、日本やヨーロッパは摂氏(Celcius、℃)ですが、アメリカなどでは華氏(Fahrenheit、°F)を使います。この換算方法をご存知ですか?
正式な計算式は、°C = 5 / 9 (°F - 32) となりますが、ざっくり次のように覚えておくと便利です。
°C =(°F - 30)÷ 2
摂氏35度は、およそ華氏100度。
ふぅ〜ッ、聞いただけで血が沸騰しそうに暑くなってしまいます!
I’m boiling!!
5. 「夏が来た」はなんて言うの?
梅雨が明けたら、いよいよ夏本番です。ぜひ使ってみましょう!
「夏が来た」は
Summer is here.
「梅雨が明けた」は
The rainy season is over.
「本格的な夏が来た」は
The full-blown summer has come. または We are in the dog days of summer.
と言うことができます。
さて、「盛夏」「真夏」のことを英語で”dog days”と呼びます。これは古代ローマ時代に、おおいぬ座のシリウス(the dog star)という星が、7月から8月にかけては日の出のころに昇り、日没のころに沈むことが、この時期の厳しい暑さをもたらすと考えられていたことに由来しています(もちろん北半球でのお話です)。シリウスは冬の大三角形を構成し、冬の星の代名詞となっていますが、夏は昼間に登場しているのですね。
この「盛夏」は日本でいうところの「土用」にあたるため、”dog days”はしばしば「土用」と訳されます。例えば、「土用に入る」は”The dog days set in.”となります。
6. まとめ
いかがでしたか?
感じていることを表現できれば、少しは蒸し蒸し気分もスッキリするかもしれませんね。
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最後に、もうすぐ夏休みでこの蒸し暑さを脱出予定の方のために「カラッとした暑さ」の表現をご紹介します。
Today is hot and dry. 今日はカラッとした暑さだ。
It’s toasty. / It’s pleasantly hot. 気持ちの良い暑さだ。
こんな日が1日でも来るように、祈りましょう!